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日英協会賞2022

アワード・コミッティーの選考審査を経て理事会による検討がなされた結果、今年度の日英協会賞は田崎忠良氏(日本)とエリザベス・オリバー氏(英国)に授賞が決まり、11月22日に開催された年次晩餐会の会場にて、彬子女王殿下より記念のシルバープレイトが授与されました。

田崎忠良氏
1962年に都立西高校を卒業後、英国バースにあるKingswood SchoolにてGCE-Aレベル取得、その後ケンブリッジ大学 Downing Collegeにて奨学金を受けながら学士・修士号を取得されました。英国でTazaki Foods Co、JAC Recruitment等を創業・経営された後帰国。英国での経験を日本の若者にも伝えたいという思いで2016年に田崎財団を設立されました。同財団奨学金では高校2年生から選抜された5名に英国のパブリックスクール、大学の学費、寮費などを含め5年間にかかる費用が支給されます。これからの日英関係を担う人材育成に力を注いでおられます。

エリザベス・オリバー氏 
1990年にアーク(ARK- Animal Refuge Kansai)を設立、関西を中心に飼い主から見捨てられたり、傷つけられた動物を保護する活動を始められました。1995年の阪神淡路大震災はアークにも大きな試練となりましたが、オリバー氏の活動を知る人々の支援を受けながら日本における動物の救援組織としての地位を確立されました。設立当初は小さな規模でしたが、32年にわたる地道な活動の中で保護した犬や猫の心身のケア、社会化トレーニング、里親探し、日本の動物福祉水準の向上のための啓蒙活動などに携わって来られました。