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一外交官の見た明治維新

アーネスト・メイスン・サトウ (著) 鈴木悠 (訳)
講談社学術文庫 定価2,255 円(税込)
ISBN:978-4065227763
攘夷の嵐が吹き荒れ、政局が緊迫する文久二(1862)年、一人のイギリス人通訳官が日本の地を踏んだ。西郷隆盛ら雄藩・幕府の要人、果ては天皇、あるいは市井の人々との出会いを重ね、日本文化の奥深さに魅了され、そしてときには命の危険を乗り越えながら、彼は日本史上の最大転換点を目撃する。日本人が長く読み継いできた幕末史の第一級証言を、英国外交史研究を踏まえた新訳で読む。イギリス外交史、日英関係史を研究する訳者が、これまでの研究蓄積を踏まえ、本書の歴史的意義を問い直す、懇切な解説掲載。